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【看護師の退職】師長が教える『引き止められない退職理由』

引き止められない退職理由
この記事で分かること
  • 上司はなぜ退職を引きとめるのか
  • 引きとめられない退職理由3つ
  • おススメできない退職理由の例

辞めたいけど師長になんて言えばいいのか分からない

こんにちは。看護師長のはるです。

今回は、今の職場を退職をしたいと考えているけど、なかなか言い出せない場合の対処法について解説します。

仕事を辞めたい!だけど引き止められて辞めさせてもらえないんじゃないか不安!そういう悩みを持っている看護師さんに役立つ記事なので、興味があればぜひ読んでください。

どうすれば引きとめられずに退職できるのか、分からなくて困っていますか?

私が実際の現場で師長をしていて、「引きとめるのは無理だな」とあきらめる退職理由があります

今回はそれがどんな退職理由なのかをご紹介しますね。

退職するのに師長から引きとめられたくないという人は、参考にしてください。失敗しないためにも、しっかりと準備をしてから意思を伝えましょう。

記事の前に

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退職代行サービスは業者の信頼が大切なサービスです

職場と揉めて面倒なことになったというケースもあるようなので、きちんとしたサービスを選びましょう。

退職代行サービスで退職したケースの体験談を>>【看護師】退職代行で辞められる?|師長が体験した病院側の対応で紹介しているので、サービスを選ぶ参考にしてください。

目次

さきに結論

・物理的にむりな状況
・他にやりたいことがある
・病気(診断書あり)

この3つが、師長が引きとめをあきらめてしまう退職理由です。

それぞれを詳しく説明していきます。

なぜ退職を引きとめるのか

看護師って、簡単にやめられないって聞きませんか?

仕事を辞めたいのに師長が辞めさせてくれない・・・

なんて言っている人をSNSでよく見かけます。退職って本人が希望したら、すんなり辞められるはずですよね。でもどうやら、看護の世界では『退職するには師長の許可が必要』というウワサがあるんです。

そもそもなんで師長は、退職を引きとめるのでしょうか?

主な理由は次の3つです。

・人員不足で残ったスタッフへの負担が大きくなる
・離職率が上がると師長の評価が下がる
・施設基準で病棟ごとの看護師の数が決められてて、看護師が減ると病院の収入に下がってしまう

『人が減ると忙しくなる』というのは、なんとなく想像できますよね。10人で働いていたのに、9人になっても仕事の量は同じなので、当然一人当たりの仕事量が増えてしまいます。

『離職率が上がると師長の評価が下がる』というのは、つまり『辞める人が多いってことは働きづらい部署なんじゃないか』と評価されるので、そこの管理者である師長の責任問題になるということです。

最後の一つ、『施設基準のために病院の収入が下がる』というのは、病院によって事情は違います。看護師の配置人数というのは病院の種類や規模によって決まっていて、その人数が足りなければ届け出の種類を変更する必要があるんです。届け出の種類を変更すると、病院の収入も減ってしまう場合があるので、看護師の人数確保は重要なんです。

こういう理由ため、師長は退職を思い留まらせようとするんです。

こういう、師長や病院の事情で引き止められているわけなので、退職する側はきちんと『師長が引き留められない退職理由』を準備してから交渉に向かう必要があります!

では次は、どういう退職理由だと師長から引きとめられないのかを説明しますね。

引きとめられない退職理由3つ

物理的にむりな状況

これが一番、引きとめられない理由です。

例えば・・・

・夫の転勤で遠くに引っ越す
・結婚相手から夜勤のない仕事にするよう言われた
・妊活のため、通院の時間がとりやすいパートに変わる

このような理由を言われると、師長は『引きとめられないな…』とあきらめます。

たとえばよく似ていますが、「自分の理由で地元に帰るので、引っ越す」という理由では引きとめます

大きな違いは「自分は辞めたくないが、どうしようもない事情で」というところです。

みなさんが仕事よりも私生活を優先するのは当然です。

結婚相手が夜勤のない仕事を望むのに、退職を引き延ばして結婚がダメになっては、師長も責任が取れません。

「辞めたくなくて話し合いを続けたが、このまま意地を張っていたら彼を失うかもしれない」と言われれば「仕方ないわね・・・」と言ってしまいます。

子供を強く望んでいて、妊活をするために通院するという女性も多いです。

妊活の方法によっては頻繁に通院したり、体のリズムに合わせて通院するため、交代勤務をしながら通院を続けるのが難しくなる場合もあります。

そういう理由での退職希望も、同じ女性として引きとめられません男性の上司であればなおさら、口が出せない領域だと思います。

結婚や引っ越しは、退職してしまえば確認できるものではありません。

ただしその職場での人間関係を続けたり、同じ地域で生活を続ければ、いつかはバレます。バレたときに信頼を失うので、嘘はお勧めできません。

やりたいことがある

今の職場ではできないことをやりたい!この場合も引きとめはできません。

例えば・・・

・産科や小児科で働きたい(自分の病院にはない診療科である必要があります)
・在宅看護をしている人たちのケアに興味がある
・海外で看護を経験したいので留学する
・別の分野で成果を上げたので、今後はそちらに時間を割きたい

前向きで「先に進みたい!」とキラキラした顔で言われると、引きとめはできません。

その場合、進みたい方向性について具体的に準備を進めていることが必要です。少し話を聞けば、具体的に準備をしているのかすぐにわかります。

ただの憧れで、本気ではないと見抜かれると、強い引き留めに合うでしょう

本気で準備をしていて今後の予定なども説明できれば、「頑張ってね」と応援するしかなくなります。

わたしは以前、本を出版することになったので退職したいと言われたことがあります。何年もコツコツと書いて、賞に応募を続けていたそうです。

「辞めなくても。両立を目指しては?」と引き留めようとしましたが、「夢が叶うチャンスなんです。人生を後悔したくないので、全力でチャレンジします!

と明るい笑顔で言われてしまい、引き留めを断念しました。

体調不良、病気(診断書あり)

体調不良で退職するスタッフも、引き留めが難しいです。

・体調が悪く○○と診断を受けたので、治療に専念したい
・これ以上悪化させないために、身体に負担の少ない職場にかわることにした

病気だからというのも、引き留めできない退職理由です。

実際に、腰やひざを痛めたスタッフから退職希望を受けたことがあります。クリニックへ転職すると言われましたが、引き留められませんでした。

そのスタッフの先の人生に責任は負えないので、身体を痛めてまで働いてほしいとは言えません

この場合も、「ここでの仕事を続けたいのだが、どうしようもない」という姿勢が大切です。

「ただ辞めたいだけ」と思われないようにしましょう。病気は口実かと疑われて、しつこく話し合いが重ねられます。

スムーズに円満に退職するには「辞めたくないけど、体調が悪いから仕方なく」という姿勢を貫きましょう。

もう一つ気を付けることは、「まずは休職して様子を観ましょう」という誘いです。そうやって問題を先送りにして、何とか引きとめようとしているのです。

「家でジッとしているのもツラいので、早めに次の仕事に慣れたい」と説明しましょう。

すでに面接の予定を入れているなど、転職に向けて動き始めていることを伝えるのも効果的です。

引き止めらない退職に必要なのは【強い意志】

これは理由とは違いますが、必要なことです。わたしも師長をしていて思いますが、強い意志がないまま退職を口にするスタッフが多いです。

・退職後のこともはっきり決めていない
・辞める時期もはっきりしない
・退職理由もあいまい

そういう場合は突っ込んで質問をしていくうちに、本人が迷い始めます

師長に退職意思を伝えて面談を受けるのは、精神的に負担がかかります。そこで師長に理解されなければ、再チャレンジをしなくてはいけません。

それを繰り返すのに疲れてしまい、退職を諦めてしまうんだと思います。

そうならないためにきちんと考えを固めて、準備をしてから話をしましょう。

さまざまな引きとめの話をされても「ありがとうございます。でも退職の意思は変わりません」と穏やかに言い続けましょう。

師長と話した後、数日以内に退職届も提出してしまいましょう。退職時期は、あなた自身で決めます。

「来月はだめ!」、「今は無理だよ」と言われるかもしれません。

それでも「ご迷惑をかけてすみません・・・」と言いつつも譲らなければ、希望通りに退職できます。

攻撃的な態度をとったり、師長からの声掛けを無視したりする必要はありません。

穏やかな態度で「無理を言ってすみません」という姿勢を保ちながら「でも意思は変わりません」と言い続ければ十分です。

法律上は、職員は2週間前までに申し出れば、いつでも好きな時に辞めることが認められています。

師長も看護部長も、人事の係も、全員そのことは分かっていて、知らないふりをして引きとめているだけです。

「辞めますね」と穏やかに伝えるだけで、きちんと辞められるので心配しないでください。

おススメできない退職理由の例

退職理由としてダメな例も示しておきます。

具体的な業務上の不満を理由にする
 「○○の業務のやり方がおかしい」
 「○○をさせられるのが納得いかない」など

業務上での不満が重なって「もう辞めよう」と思うのは、普通のことです。しかし退職理由としては、強い引き留めにあう退職理由です。

理由は、改善の余地があるからです。

教えてくれてありがとう。改善していこう!
また何か気付いたことがあれば教えてね

こういう展開になり、「改善したいわけじゃない、辞めたいのだ」と伝えにくくなります。

業務の具体的な不満については別の機会に伝えたほうが良いでしょう。

人間関係に悩んでいる

看護師の退職理由として、実際にはこれも多いでしょう。

しかし退職理由としてこの理由だけを言うのは避けましょう。

次の配置転換で部署を移動できるように考えておくわね

こんな風に言われてしまうと、辞める理由がなくなってしまいます。

配置転換ではなく退職したいのであれば、人間関係の問題を出すのは避けましょう

まとめ

今回は看護師長が考える、引きとめられない退職理由をまとめました。

何度も師長と話し合いをするのは、とても面倒で精神的に大変です。

十分な準備をして臨みましょう。

それでも辞めさせてもらえない場合は、退職代行サービスを利用するのも検討してみましょう

こちらの記事で退職代行サービスの体験談>>【看護師】退職代行で辞められる?|師長が体験した病院側の対応を紹介していますので、興味がある人は参考にしてみてください。

スムーズな退職ができるよう、頑張ってください!

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