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看護師の委員会|メリットとデメリットを紹介!【種類と役割まとめ】

看護師の委員会

委員会って、どんな種類があるの?

委員会でどんな仕事をするのか知りたい!

委員会の仕事をするメリットって何かある?

こんにちは、はるです
地方の病院で看護師長をしています
今回は、病院で避けられない委員会の仕事について紹介します!

病院や大きな施設で働いていると避けられないのが、委員会や係の仕事ですよね。たくさん種類がありますが、どんな仕事内容か知っていますか

委員会の活動は大変なだけだと思っていませんか? じつは、委員会活動にはメリットもあるんです!

委員会はたくさんあるから、「大変そうだな」ってくらいしか分かりません…

病院で働くうえで避けられないのなら、自分にメリットがある方が良いですよね。

この記事では、委員会活動のメリットとデメリット、委員会の種類と、それぞれの役割を解説します

この記事を最後まで読めば、委員会活動をする意味が分かり、自分が興味をもって取り組める委員会を見つける助けになるでしょう。

師長との面談で「〇 〇 に興味があるので来年度は委員会に入りたい」とアピールすれば、きっと師長の評価も上がって、人事考課やボーナス査定にも影響するはずです!

委員会活動を通じて自分のキャリアアップをしたり、評価を上げてボーナスアップにつなげましょう!

他にも、看護師の仕事の悩みについて対処法を紹介した記事を書いていますので、良かったら読んでください>>【看護師の悩み】仕事がつらいと思った時に読んでほしい

目次

委員会についてのQ&A

まずは、みんなが疑問に思う内容をQ&Aでまとめました!

どこの病院でも委員会活動があるの?

委員会はどこでもやってるの?
なんで委員会があるんですか?

病院には、医療安全に関する委員会や、感染対策に関する委員会など、法律で義務付けられている委員会活動があります。

その他にもたくさんの委員会があって、昔に比べて委員会の種類や数が増えています

委員会を作っている目的は、医療の質を上げることや、病院でのサービスの向上、病院の運営を効率化することなどで、そのテーマごとに委員会が作られているんです。

委員会に関する法律

例えば『医療機関等で求められる医療安全管理体制』として、医療法第六条の十二では『病院等の管理者は、医療に係る安全管理のための委員会を開催すること』と定められています。

老人ホームや介護老人施設などでも委員会活動がありますよ!

委員会に入るのは何年目から?

委員会って何年目から入るの?

決まりはないので病院ごとに違いますが、2~3年目からが多いようです。

委員会活動には経験年数が必要な活動もありますが、多くの場合は新人の頃から先輩と一緒に委員会をして、少しずつ仕事内容を覚えてもらう場合が多いです。

そのため、2~3年目から委員会に参加し始める病院が多いようです。

時間外で委員会の仕事をするって普通なの?

先輩は委員会の仕事を残ってやっています…
時間外でやらないといけないんですか?

みんなで集まる会議は勤務時間内で開かれる場合が多いですが、日ごろの仕事を時間外でやることはありますね

委員会の会議には、看護師だけじゃなく医師やコメディカルのスタッフも参加します。そのため会議は勤務時間内に開かれることが多いです。

ただし委員会の仕事は会議に出ることだけじゃないので、資料を作ったりデータをまとめる作業は、日勤業務終了後にやる場合もあります

時間外で残って委員会業務をする場合は師長に相談し、きちんと時間外手当をつけてもらいましょう!
もしくは委員会業務をする時間を、業務時間内で確保してほしいと相談しましょう。

委員会業務は病院から指示された業務なので、そのための残業であれば手当が支給されるのは当然です。

もしくは受け持ち患者数を減らすなどの工夫をして、時間内で委員会業務をする時間を確保するのは上司の仕事です。

遠慮せず、師長や主任に相談してみてくださいね。

会議の日が公休でも、出てこないといけない?

今月の会議の日が公休です。
休みでも会議に来るべきですか?

基本的に、会議の日程は事前に決められています。『毎週第3木曜日』とか、『来月は〇〇日』など決まっていて、委員会メンバーには連絡が来ているはずです。

その予定に合わせて、会議に出席できるように日勤の希望を出しておきましょう

万が一、急に会議日程が変更になった場合は、師長へ『会議の日を日勤に変更できるか』を相談してください。

どうしても外せない用事で会議を休む場合は、代わりに出席してくれる代役を準備しましょう。会議に必要な資料の準備などを全て済ませて、代わりの人に出席してもらうのです。

その場合は、事前に司会者(もしくは委員長)に連絡しておくのがマナーです。

公休日に会議に来る必要はありません。
どうしても代役が見つからずに出勤するなら、時間外手当を請求しましょう!

委員会についての目標ってどんなの?

目標管理シートに委員会の目標を上げるよう言われました

病院によっては、年度のはじめに個人目標や目標管理シートの提出をするところがありますよね。

そういう場合に、自分が所属する委員会についての目標を上げるよう言われます。

例えばどんな目標がいいか、例文です

委員会行動目標の例文
医療安全委員会・部署内で発生するインシデントをレポートで分析し、毎月の病棟会で共有する
・インシデントカンファレンスを定期開催し、全員が発言できるよう運用する
感染対策委員会・速乾式擦式消毒剤の個人使用量を可視化し、適切に使用出来ているか毎月評価する
・ラウンドチェックシートをフィードバックし、部署内での感染対策に不足がないよう指導する
教育委員会・部署内勉強会を企画し、毎月1回で開催する
・新入職者の指導段階を把握し、毎月上司に進捗を報告する
褥瘡委員会・患者ごとの使用マットレスをチェックリストに沿って毎月評価する
・部署内勉強会を開催し、褥瘡ケアや DESIGN-R の計測実施でスキルアップを図る
記録委員会・看護記録の質的・形式的監査を行い、結果をフィードバックして指導・教育する
・3 ヶ月に 1 回 、チェック表に沿って看護計画の追加修正が出来ているか監査する

このように各委員会の目的に沿った目標を、自分が部署内でできる行動にしたものが、あなたの委員会目標です。

部署内で委員会として任されている仕事があれば、まずは『その仕事をきちんとこなす』ことが目標ですし、『その仕事の結果を部署スタッフにフィードバックすること』も求められている役割ですね。

そういうことを、そのまま言葉にすれば目標を作ることができますよ!

委員会を絶対やりたくない! やらない方法ある?

どうしても委員会が嫌です
やらない方法はありませんか?

どの委員会に入るか、いつから入るかは、病院や師長さんによって決められています。

スタッフが大勢いるなら、『やりたい人だけで委員会を担当する』場合もあるかもしれませんが、そういう病院はほとんどないでしょう。

スタッフが少ない部署なら、『新人まで全員が委員会に入るし、2~3個掛け持ちをする先輩もいる状態』だと思います。

私の病棟でも、時短勤務者まで全員が委員会に入っていますよ

それを前提として考えますが、もしも病院で働きながら委員会をやらなくてよい場合があるとしたら、ほかに重要で時間のかかる業務を担当している場合になります。

たとえば、看護研究で学会発表の準備中だったり、働きながら特定行為研修を受講している場合などです。そういう場合には、師長と交渉して委員会活動から外してもらうことは可能でしょう。

他の方法としては、委員会活動が行われない職場に転職するしか方法はありません。

たとえば規模の小さなクリニックでは、スタッフが参加する委員会活動をしていないところもあります。そういう職場を探して転職することを検討しましょう。

看護師が幸せな転職をするための準備方法について、こちらの記事>>看護師が幸せになるための転職の流れ|まとめで紹介しています。

しかし、委員会があるかどうかで転職先を決めるのはお勧めできません。委員会活動は面倒に感じるかもしれませんが、前向きに捉えればメリットもあります

次に委員会活動のメリットとデメリットを紹介するので、読んでみてください。

委員会のメリット5つ

病院で委員会活動をすることのメリットは、次の5つです。

  1. 資格が取れる
  2. 転職時に実績になる
  3. 部署での評価アップになる
  4. 多職種に人脈ができる
  5. 自分の意見で業務改善できる

委員会活動をすることは、あなたにとってメリットがあります! それを理解すれば、今より前向きな気持ちで取り組めるはずです。

それぞれ詳しく説明していきますね。

1.資格がとれる

専門的な知識を身につけて、あなた自身のキャリアアップにつなげましょう!

委員会の仕事は、どれも専門的な経験ができるものばかりです。

その委員会での経験を活かせば、専門資格の取得にチャレンジすることができますよ!

たとえばどんな資格ですか?

各委員会に関係する資格と、受験資格をご紹介します。ほかにも委員会活動が有利になる資格はあると思いますが、一例として参考にしてください(スマホ画面をタップしたら拡大表示できます)。

他にも、特定行為研修に興味があれば、関連する委員会での経験が活かされる場合もあります。

何か専門的な経験をしていることは、必ず将来あなたの役に立ちます。委員会で専門知識を身につけましょう

2.転職時に実績になる

もしも転職する場合、委員会の経験はあなたの強みになります!

病院や施設では、感染管理や医療安全、褥瘡予防や教育、記録に関することなど、ほぼ同じような委員会活動を行っています。

その委員会経験があるということは、専門的な経験をしていたり知識があるということなので、あなたの実績になるのです。

どうアピールすればいいんですか?

委員会の経験は、履歴書と一緒に提出する職務経歴書に書きます。また、履歴書に記載する場合もあります。

たとえば、『褥瘡対策委員として3年間従事。病棟での褥瘡発生予防に中心的に関わった』などと書きます。

転職の予定がない人でも、自分の実績を積み重ねておくことは必要です。委員会活動で専門性を高め、自分の実績づくりに役立てましょう!

3.部署での評価アップになる

普段の看護業務にプラスして行う業務なので、そこで活躍すればあなた自身を高く評価してもらうことができます

部屋持ちやリーダー業務をきちんと捌いているだけでは、ボーナスの査定がアップすることはありません。プラスアルファの活躍が必要なのです。

委員会業務で部署に貢献してくれる人は、査定がプラス評価にしやすいんですよ!

私は師長として部署スタッフのボーナス査定をしていますが、部署への貢献度の高いスタッフにプラス評価をつけようと思っても、あまり差がなくて困ることがあります。

普段の業務を頑張っているのはみんな同じだし、遅刻・早退もせず真面目に働いているだけでは、プラス査定にはなりません。

そういう時に差をつけやすいのが、委員会の業務で部署へ貢献してくれているかどうかです。

全員で同じことをする業務よりも、担当がはっきりしている業務の方が頑張っている姿を上司に評価してもらいやすいのです。

委員会の活動は、スタッフへの伝達したり集計を上司に報告したり、頑張っている姿をアピールしやすい業務です。ぜひ周りと差をつけて、ボーナスアップを目指してください!

4.他職種に人脈ができる

委員会の会議では、いろいろな部署から委員が参加します。看護師だけではなく、医師やコメディカルのスタッフが多く参加しているはずです。

そのメンバーで1年を通して活動すれば、自然と顔見知りになり雑談ができるような知り合いが増えるでしょう。

そうやって院内に知り合いが増えていくことは、あなたが職場で快適に過ごすために大切な事なんです。

知り合いが増えることが、大切なんですか?

患者さんのことで何か連絡する時にも、向こうに知り合いがいれば話しやすいし、もしかしたら異動で一緒に働くことになるかもしれません。

なにかトラブルがあった時にも、その相手が知り合いだったら対応しやすいですよね。

仕事の上で人とのつながりはとても重要で、あなたの仕事のしやすさや、職場での過ごしやすさに大きく影響するのです。

まずは委員会活動を誠実に一生懸命やることが大切ですが、そういう姿を見た周りのスタッフはあなたに興味をもち、親しくなりたいと思ってくれるはずです。

委員会活動を通して存在感をアピールし、人脈を広げて仕事に活かしましょう!

5.自分の意見で業務改善できる

委員会の業務では、病棟の業務内容を監査したり、評価をする機会が多いです。

委員会で決めたルール通りに業務が行われているかをチェックし、部署での働き方の改善を指導・教育するのです。

そういう業務に関わることで、あなた自身が業務上で不満に思っていたことや手間に感じていたことを改善するチャンスがあります。

『チェック表ばかりで無駄じゃないか?』とか『ここに書いて、後でカルテに入力するの、二度手間だな』とか、不満に思っていることはありませんか?

たしかに…
何のためにしてるか分からないから、不満に思っている業務があります

委員会業務を通じて他の病棟のやり方を見たり、なぜその表に書いているのか本当の目的を知れば、無駄な業務を省いて改善できることがあるかもしれないのです。

委員会業務を通して病棟全体の仕事のやり方を考えたり、効率の良い働き方を考えて自分の意見で業務を変えられるのは、やりがいのある仕事です。

あなたも委員会での活動を通じて、自分が働きやすい部署に変えていきましょう!

委員会のデメリット

委員会活動をすることでのデメリットは次の3つです。

  1. 業務が増える
  2. 責任が増える
  3. 不公平感がある

やはり一番は、仕事が増えることでしょうか。ひとつづつ解説しますね。

1.業務が増える

新人の頃は、部屋持ち業務だけをやればよかったので、それに比べると仕事が増えたと感じるのは当然です。

しかし、経験を重ねるごとに仕事の幅が広がるのは、どの職種でも当然です。あなたが優秀だからこそ、いろいろな仕事を任せてもらえるのです。

ずっと新人のような働き方だけでは、雇ってくれる職場はなくなってしまいます。後輩に指導をしたり、部署に貢献するために委員会活動をする必要があるのです。

不満を持ったまま黙っていても、師長は気付きません。
やる気がないからと、査定が下がる恐れもありますよ!

自分の能力に対して仕事量が多すぎると感じるのなら、素直に上司に相談をしましょう。なぜあなたにその仕事を任せているのかを聞き、負担が大きすぎることを伝え、妥協点を話し合いましょう。

2.責任が増える

例えば委員会で決められているデータの提出期限や、勉強会の資料作りなどを任されてしまい、期限内に出来ないと会議の場で大勢の前で指摘されて恥ずかしい思いをすることがありますよね。

自分が忘れていたせいで、別のスタッフが会議の場で恥ずかしい思いをしてしまったり、あなた自身の行動の責任範囲が広くなっていることに気付くでしょう。

あなたの部署でのインシデント予防については、医療安全委員のあなたがアイデアを出して動く必要があります。何も取り組んでいないと、師長や委員長から『委員でしょ?これはどうするの?』と急かされたりします。

急に責任が増えたみたいで負担だなぁ

あなた一人が責任を負うわけじゃないわよ!
でも担当としてきちんと取り組んでくれないと困るわね

もちろん、あなた一人で責任を背負うわけではなく、主任や師長がサポートをしてくれます。困った時には遠慮せずに相談をしましょう。

それでも、あなた自身に任された仕事です。期限内にきちんと提出することや、部署の業務を一定のレベルに保てるように働きかけることは、あなたに任されています。

はっきりいって、責任のない仕事なんてありません。責任から逃れることはできないのです。仕事を受け入れ、周りの協力を得ながら取り組んでいきましょう!

3.不公平感がある

作業量の多い委員会と、少ない委員会があります。

もしかしたら、委員が2名いるところと、一人のところがあるかもしれません。

時短勤務の看護師は、委員会活動を免除されている病院もあるでしょう。

不公平だと思います!

私は師長をしていますが、こういう意見が出るのは仕方がないと思っています。

出来るだけ公平になるように、作業量の少ない委員会の人には2個かけもちしてもらったり、看護研究やプリセプター、部署内の係りの仕事なども考えて、委員会を割り振っています。

それでも、完全に公平にはできないものです。

考えがあって決めています。
もし意見があれば、上司の意見を聞いて話し合いましょう!

納得いかないことや、疑問があれば、主任に聞いてみましょう。不満を言うだけではなく、改善するためのアイデアを考えて、それを上司に相談してみましょう。

不満を黙って我慢していると、働きにくい職場になってしまいます。上司の考えを聞くことで、納得できることも多いはずです。遠慮せず、なぜ自分がその委員に指名されたのかを聞いてみてください!

委員会の紹介

ここからは、多くの病院に設置されている、代表的な委員会について紹介します。

代表的な委員会は、以下の通りです。

  • 教育委員会
  • 感染対策委員会
  • 医療安全委員会
  • 褥瘡対策委員会
  • 記録委員会

まずは代表的な委員会を5つ紹介します。あなたの病院にもありますか? 名前は少し違うかもしれませんが、役割は同じような委員会があるはずです。

それぞれの委員会について、活動の目的や期待される役割について、詳しく解説していきますね!

教育委員会

看護師の教育計画を立てて、看護サービスの質の向上や、個人のキャリアアップを支援する委員会です。

毎年、強制参加で研修があってます
あんなに必要なんですか?

医療の環境は日々進化していますし、新しい治療法や新しい医療機器も開発されています

また社会の情勢も変わって、国民が医療に求めるサービスの質も、どんどん高くなっています

こういう状況に対応するために、看護師は就職したあとも教育を受ける必要があるのです。

集団で働くので、みんなで同じようにする必要があるでしょ?
中途採用者や新人だけじゃなく、数年おきに繰り返して同じ教育をすることも必要だと思うわ。

教育委員が行う業務をまとめると、以下のようになります。

新人の教育だけじゃないんですね?

新人だけではなく、ラダーステップや年代ごとにすべての段階の看護師に対する教育の計画を立てます。

また看護協会などが主催する院外研修にスタッフを参加させる計画を立てて、人を育てます。

看護研究を支援したり、研究発表の場を作ることも、教育委員の仕事です。

勉強だけではなく、時には自分の看護を振り返る時間を作ったり、他病棟のスタッフとグループワークをする時間を作るなど、様々な企画でスタッフのモチベーション維持や知識の向上を目指しています。

委員会の対象者が看護師全員であることから業務量が多くなるため、教育委員だけでおこなうのではなくて委員会自体を分割している病院もあります。

病棟内で教育委員に期待される役割は、この5つです

これらの役割を担当するため、ある程度経験年数のある先輩ナースに向いている委員会です。

プリセプターの看護師の相談に乗る場合もあるので、私の病棟では5年目以上のスタッフで担当してもらっています

私は教育委員を任せる場合、少なくとも2年間は委員会を変えないことを説明しています。1年たってようやく全体が分かってくるので、短くても2年間は経験しないと身につかないと思うからです。

感染対策委員会

この委員会は病院なら必ず必要です。厚生労働省の『医療安全に係る規定』で医療法に定められています

病院等の管理者は、院内感染対策のための体制の確保に係る措置として、院内感染対策のための委員会の開催』の措置を講じなければならないとされています。

このような理由で、どこの病院であっても感染対策委員会が作られています。

感染対策が大事なのは、なんとなく分かります

委員会の活動目的です。

コロナ禍で感染委員会の重要性はさらに増したわね

2020年以降はコロナ禍となった影響で、感染委員会の業務量は増加しています。特に感染委員長などは、院内でのコロナによるクラスター予防に細心の注意を払っていることでしょう

委員会の業務としては、職員に標準予防策を習得させることや、感染対策マニュアルの整備、ラウンドを行い実態調査や改善提案をすることが主な業務です。

ときどきラウンドが来てますね
その場で指導を受けることもあるので、ちょっと怖いです

また全職員に対する感染対策研修会の企画、運営も行います。全職員が必ず参加するよう調整して、毎年欠かさず研修会をおこなっています。

『職員に対する院内感染対策のための研修の実施』も医療法で義務付けられています

病棟内で感染対策委員に期待される役割は以下です。

具体的には、病棟の感染症患者への対応を管理したり、ガウンテクニックや手指消毒のタイミングをスタッフへ周知するなど、感染対策に関するスタッフ指導をしてもらいます。

また日々の業務を行いながら感染対策からの問題点を見つけてもらい、実行可能な改善策につなげてもらいます。

私の病棟では、日々の感染症患者への対応は全てのスタッフでおこなっていますが、感染委員はその対策や対応に不備がないかをチェックしたり、感染発生報告書などの書類の管理、ごみの分別やリキャップ防止の取り組みのチェック、手指消毒やガウンテクニックに関する指導などを日常的に行ってもらっています。

感染症ごとに細かく違う対策を、マニュアルを示しながらスタッフに説明してくれるので、欠かせない存在です。

はる

感染対策に詳しく、私もいつも相談して頼りにしています

発言力のあるベテラン看護師に任せれば安心ですが、私はあえて2年目~3年目くらいの看護師を委員に加えています。最初の年は先輩を手伝うような役割ですが、次の年には先輩は別の委員会に異動してもらって、メインで対応してもらうこともあります。

感染対策に関する知識を身につけることは、若いスタッフにとって財産になる経験だと思うので、いつも積極的に若いスタッフを入れるのです。

もし興味がある人がいれば、ぜひ自分から師長さんにアピールして、経験してみてください。今後の仕事の上でも、家庭生活の上でも、感染対策の知識は必ず役に立ちます

医療安全委員会

これも病院に必ず必要な委員会です。

『医療機関等で求められる医療安全管理体制』として、医療法第六条の十二『病院等の管理者は、医療に係る安全管理のための委員会を開催すること』と定められています。

委員会のメンバーは看護師だけではなく、医師やコメディカルの職員も一緒に活動します。

医療安全がすごく大切なのは、分かります!

委員会の目的は以下です。

医療安全委員の業務範囲は、かなり広いです。院内で発生するインシデントやアクシデント全ての情報収集と、その事例の分析や共有をおこないます。

インシデント:患者に不利益を及ぼさないもの。「ヒヤリ」としたり「ハッと」したもの
アクシデント:患者に障害もしくは不利益を及ぼしたもの

病院の中では、毎日いろいろな事故が起こっています。薬を間違えそうになったり、食事を配り間違えたり、患者が転びそうになったり、患者が点滴の針を誤って抜いてしまったり

そういう様々な事故は、全てレポートが作成されて医療安全委員へ提出されています。

レポート作成のために残業になることもあります
毎回書くのが面倒ですよね…

原因を考えて再発防止をしないと、また同じことが起きるかもしれないでしょう? 他の人が経験したこともレポートで知れれば、自分も気をつけられるしね!

それらのレポートを分析して、再発防止の対策を考えて、職員に情報提供するのが主な活動目的です。

また定期的に院内を巡回して、医療安全に関して問題になりそうな場所がないか、危険が潜んでいる場所がないかをチェックし、必要があればその場で指導をして改善を促します

廊下に車椅子を置いたままにしていて、指摘されました

そして感染委員と同じように、 全職員に対する医療安全研修会の企画、運営も行います。全ての職員が必ず参加するよう調整して、毎年欠かさず研修会をおこなっています。

『職員に対する医療安全対策のための研修の実施』も医療法で義務付けられています

病棟内で医療安全委員に期待される役割は、以下です。

病棟内で定期的にカンファレンスをおこなって、院内で起きた事故の情報を共有したり、再発防止策をみんなで考える機会を設けています。

このカンファレンスを主催したり、危険予知トレーニングのための事例を準備してもらっています。

うちの病棟では毎週水曜日にカンファレンスをして、『レポート事例の共有』と『KYT訓練』を交互にしています

また日ごろの業務の中での事故予測や、事故につながりかねない手順など、問題点の洗い出しをしてもらいます。

具体的には、同姓患者の注意喚起をしたり、薬の投与手順を守っているかチェックしたり、転倒・転落減少のための取り組みを評価するなどを、継続して行ってもらっています。

患者に投与する前に気付いたが間違えそうになった事例などを分析することで、実際の事故になる前に予防するのが本来の目的です。そういう、危険を予知して未然に防ぐスキルは、看護師としてだけではなく、社会人として大切なスキルだと思います

だから、間違えずに気付いたときにもレポートを出すんですね。
『えーっ、配る前に気付いたのにレポート書くなんて!』って思ってました…

私は医療安全委員には5~7年目以上のスタッフを担当させていますが、同時に2年目くらいの若いスタッフを補助につけています。若いころから事故防止の視点を持てるようになれば、自分の働き方や仕事に対する誠実さに良い影響があると考えているからです。

感染委員と同じように、医療安全委員も病院に欠かせない委員会です。経験を積んでおいて損はないと思います。

褥瘡対策委員会

褥瘡委員会も、たくさんの病院や施設で活動しています。入院患者の褥瘡発生予防や治療、評価、悪化の予防を行います。

そして褥瘡対策に対する看護の質を高めるために、スタッフの教育も行います

褥瘡委員の先輩は知識豊富でカッコいいです!
傷によってつける軟膏や被覆材が違うのを教えてくれます!

委員会のメンバーは医師と看護師以外にも、栄養士や薬剤師、リハビリスタッフなども加わって、多職種で取り組みます。

委員会の目的です。

褥瘡回診では、各フロアを委員会メンバーで回診し、褥瘡患者に対する予防・治療・評価、栄養、リハビリなどの介入について指導をしています

カンファレンスでは各部署での取り組み、褥瘡の新規発生数、発生頻度を報告して、今後の予防、対策、啓発などを検討して実施しています。

院内研修会の企画や開催も、大切な役割です。毎年数回、おこなわれています。

褥瘡対策に関する知識は、看護師にとって必ず必要です。きちんと学んで正しい対処が出来なければ、褥瘡の発生が予防できなかったり、悪化させてしまうこともあります。

はる

入院中に褥瘡を作らないことは重要です!

病棟内での役割も、同じです。すでに褥瘡がある患者の治療や悪化予防と、新しく褥瘡が出来ないような取り組みをお願いしています。

具体的には、入院患者の体格や栄養状態、行動範囲などから、その患者に合ったマットレスが使用されているかをチェックします。低反発マットやエアーマットレスなど、その患者の状態にあったものを使用します。

またクッションを使って体勢の保持をしたり、圧が一カ所にかからないよう分散させる体位の工夫もしています

そういった看護ケアの計画を立てて、スタッフへ働きかけたり、周知をする役割をしてもらっています。

褥瘡予防は病院だけではなく、施設などでも真剣に取り組んでいる課題です。きちんと勉強し、経験を積んでおくことは、きっと将来の役に立ちますよ。

記録委員会

看護記録について話し合い、質の高い看護ケアを効率よく提供するために、きちんとした記録が書けるよう院内の調整をする委員会です。

看護計画の立案や評価について、よく指導を受けています

記録委員会の目的は次の4つです。

看護の質の向上と効率化のために、より良い看護記録について検討し、記録能力の向上をはかります。

使用する略語や言葉を統一できるようルールを制定したり、記録の監査を行ってその結果をもとに課題を抽出します。

病棟での具体的な役割としては、患者の個別性に応じた看護計画立案の支援や、看護計画評価のカンファレンスの開催をおこなってもらっています。

また記録方法や内容、使用する用語などを定期的にチェックしてもらい、スタッフへの指導をおこなってもらっています。

はる

どんな看護をしたかは、記録が全てです

自分たちの日ごろ行っている看護実践を正確に記録すること、そして効率よく記録することについて、改善策を考えてもらって取り組んでいます。

看護記録を書くためにケアを行う時間が減ってしまったり、残業になってしまうことがなくなるよう、記録の効率化は重要な課題なのです。

他にもある大事な委員会

代表的な委員会を5つ紹介しましたが、まだまだ大事な委員会はたくさんあります。

ここでは次の6つの委員会を紹介しますね。

  • 業務改善委員会
  • 看護必要度委員会
  • NST委員会
  • 看護の質向上委員会
  • 看護補助者委員会
  • 実習指導委員会

業務改善委員会

看護業務を改善するための検討委員会です。

『業務の改善』って、内容が広いですね

各現場の情報をあつめて、より安全で効率的な業務方法を考えます。そして手順をマニュアル化して、職員に周知をします。

なにかインシデントが起きたときに、再発防止の為に手順を定める場合もあります。

また部署ごとに違う手順で行っている業務を洗い出し、統一した方法に出来るよう現場と話し合いながら検討します。

病棟内での具体的な役割では、業務の流れや手順の作成・更新・周知が主な役割です。

はる

マニュアルを作るだけじゃなく、それをみんなが守ることが重要です!

日ごろの仕事の中で、手順があいまいなものがないか、ルールがきちんと決まっていない業務がないかを探してもらいます。それらはきちんとルールを決め、手順をまとめて、スタッフへ指導と周知をおこなってもらっています。

これは医療安全と協力しながら、インシデントやアクシデントの再発防止として行うことが多いです。

たしかに!
なにかミスが起きると、対策で新しいルールが決まりますね!

あとは新しい検査や手術を始める時や、扱う機械が変わった場合なども、マニュアルを作り直してもらいます。

危険予知のトレーニングにもなるし、みんなが使いやすいマニュアルを作るスキルは文章力も鍛えられます。

自分たちで業務を改善して働きやすくするという、とてもやりがいのある委員会です。

看護必要度委員会

『重症度、医療・看護必要度』は、患者の重症度と活動行為および患者に提供されるべき看護の必要量を測る指標です。

はる

内容は複雑で、解説本で確認しながらルールを覚える必要があります

その看護必要度が適切に評価されているかを監査し、記録を整備し、評価を検証する委員会です。

看護師全員が正しくもれなく、提供した看護が評価できるようにスタッフを教育することも重要な役割です。

そのために毎年院内研修を行い、スタッフ教育をしています

研修やe-ラーニングが毎年あるけど、難しいですよね

看護必要度の点数は出来るだけ誤差がないようにする必要があるので、私の病棟では、委員による監査をほぼ毎日行ってもらっています

そして看護必要度は2年ごとに内容が改正されています。そのたびに新しく学びなおし、それをスタッフ全体へ教育する必要があるのです(2022年は改正年です)。

看護必要度の点数は病院経営にとっても重要な数字です。自分たちの職場を守るためにも、正確にきちんと評価が出来るようになりましょう。

NST委員会

患者さんに適切な栄養管理を行うための、栄誉サポートチームです。

主に、食事がしっかり食べられず栄養が十分に取れていない患者を対象に、医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師などがチームを組んで、患者の栄養管理が良好に保たれるように活動します。

定期的な会議で患者ごとの対応について検討したり、回診をして適切な栄養管理がなされているかどうかをチェックしています。

各患者にふさわしい栄養管理法を指導したり、アドバイスしたりしています。また栄養管理に伴う合併症を予防・早期発見・治療も行います。

そして職員に対して栄養管理に関する研修会を開催して、知識の向上をはかります。

はる

患者の栄養管理は、治療にも、合併症予防にも重要です

病棟では、委員会で検討してもらう対象患者をピックアップしてもらっています。そして委員会からのアドバイスを主治医へ伝え、主治医の治療方針を確認してもらっています。

主治医とNST委員とで協力して、患者の栄養管理をしてもらっているのです。

看護の質向上委員会

看護師の離職防止や、職場環境の改善などを目的に活動している委員会です。

病院によっては、身体抑制解除に向けた取り組みをする委員会を、この名前で活動している場合もあります。

はる

看護の質の向上は、様々な取り組みがあります

同じような目的の委員会として「接遇向上委員会」や「マナーアップ委員会」などもあります。これは看護師の身だしなみや挨拶、言葉遣いやマナーの向上のための教育や監督をする委員会です。

病棟内でも『身だしなみチェック』をしたり、巡回をして身だしなみをチェックして指導をしています。

髪を下ろしていたら、注意されちゃいました
たしかに処置の時に手元が隠れるし、傷に触ったりしたら大変ですよね

職員のマナー向上は、患者サービスのために重要な教育なので、どこの病院でも取り組んでいることです。

看護補助者委員会

看護補助者とは:看護師のサポートや、患者の生活の援助を行う仕事。国家資格は必要ない。

病院ではたくさんの看護補助者も働いています。看護助手と呼んでいる施設もありますね。

看護補助者の業務上の意見調整や、円滑な業務のためのルール作りをしている委員会です。

また看護補助者の業務の質向上のため、研修会や勉強会をおこないます。

看護補助者の場合、未経験で入職してくる人もいるので、介護技術の研修なども重要な役割になります

はる

看護補助者も看護師と同じ『看護部』のスタッフです

そのため、教育や管理も看護師の役割となります。

看護師と協力して仕事をするので、しっかりとコミュニケーションを取ってお互いの役割を理解することが大切です。

実習指導委員会

次世代の看護師を育てるために、看護学生の実習指導について調整する委員会です。

各学校の教員とコミュニケーションをとって、臨床実習の指導・支援・調整に関して話し合いをします。

はる

学生は1年を通していろいろな学校から、様々な年代が来ます

5年一貫校の1年生から、大学の4年生まで。基礎の実習をしていた学生が終わったら、翌週は大学生が統合実習に来たり。

それらの実習生を受け入れるため、実習目的や対象患者の情報を現場と共有し、指導について支援してくれます。

効果的に実習ができるような体制を作ることや、学生指導をする看護師の指導能力向上のための教育も行います。

コロナ禍になってから、学生実習が減りましたね

今はコロナ禍のため、多くの実習が中止になったり、形を変えて短期間で行われています。

多くの専門学校や大学と連絡を取りながら、出来るだけ学生の学習環境を整えられるように、学校の先生たちと試行錯誤してくれています。

まとめ

今回は、病院にある様々な委員会活動についてまとめました。

ここで紹介した以外にも、病院独自の委員会はたくさんあります。例えばわたしの病院には『イベント企画委員会』があります。

これは新入職者歓迎会や忘年会、地域貢献活動のイベントなど、病院が主催するイベントの企画と運営をする委員会です。

他にもいろいろな委員会や係があり、職員が働きやすくなるように、また患者の入院生活が快適になるように、治療が安全に円滑に行われるように、活動しています。

こういう活動は、『やらされる』と思って取り組むとツラいものです。自分が興味を持てる活動を見つけ、真剣に取り組むことができれば、それがやりがいになることもあります。

自分の看護師としてのキャリアにプラスになりますし、そのまま極めて資格を取得する人もいます。

ぜひ、自分が興味を持てる活動を見つけて取り組んでみてくださいね。

他にも、看護師のよくある悩みをまとめて記事にしています。>>【看護師の悩み】仕事がつらいと思った時に読んでほしい

良かったら読んでください。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

この記事で、少しでも委員会活動に前向きになってくれると嬉しいです。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 【看護師の皆さまが豊かで幸せな人生を送るための活動にご協力頂けませんか】

    はる様

    はじめてご連絡差し上げます。

    私は株式会社湘建の和田と申します。

    問い合わせフォームから送信することが出来ず、こちらから突然のご連絡失礼致します。

    はる様のブログを拝見し、看護師の方がスキマ時間に取り組める、初期投資もノルマも無く、営業でも販売でも無い副業をご提案させて頂きたく、取り急ぎご連絡を差し上げた次第でございます。
    ※ブログ関係・アフェリエイト関係ではございません
    ※成果報酬型で1成約あたり500,000円~程度とお考え下さい

    弊社は横浜に本社、名古屋と大阪に支店を置く企業で、看護師の方をはじめとしたお客様の将来対策・人生設計のお手伝いをさせて頂いております。
    2009年に創業し、現在13期目にあたる比較的歴史の新しい企業ではございますが、短期間で非常に多くのお客様から多大なご信頼を頂き、お陰様で売上高は100億円を達成することができました。

    世間で看護師は「安定している」「年収が高い」「一生安泰」と思われている職業の1つだと思います。
    しかし一方では
    ・お金や将来について漠然としたお悩みを抱えている方
    ・浪費しがちでなかなかお金が貯まらないと言った方
    ・貯金だけしておけば将来何とかなるだろうと楽観視されている方
    などが大勢いらっしゃるのでは無いでしょうか。

    その要因として挙げられるのが、多くの看護師の方は日々の業務に忙殺され、お金について学ぶ機会や将来に向けた資産運用など、いわゆる金融知識について触れることが少いのではないかと考えております。
    弊社では、看護師の方がいつまでも看護師らしく、そして豊かで幸せな人生を送れるように、正しいお金の知識や将来について考える場・学ぶ場を提供したいと考えております。

    このような弊社の取り組みにご協力頂ける看護師の方を探していたところ、はる様のご隆盛を承り是非ともお取引願いたいと存じた次第です。

    既に、いくつかの不動産会社様とお取引されている可能性もあるかと存じますが、一度オンラインでご挨拶のお時間を頂くことは可能でございますでしょうか。
    ご検討の上、まずは下記記載のメールまたはLINEあてにお返事頂ければ幸甚に存じます。

    尚、弊社の実績・事業内容などにつきましては、下記のリンクより会社概要をご高覧下さいませ。
    https://shoken-yokohama.co.jp/

    ・看護師の役に立ちたい、応援したい
    ・看護師こそ資産運用すべきだと思う
    ・自分自身も知見を広めていきたい
    ・新たな収入源が欲しい など
    全国で多くの看護師の方にご協力頂いておりますので、是非ともご検討をお願い致します。

    それではご連絡お待ち申し上げております。

    株式会社湘建 和田 
    wada@shoken-yokohama.co.jp
    LINE ID wada919
    080-4223-1558

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