夜勤なしで働く看護師|給与は?どんな仕事?

こんにちは。看護師長のはるです。

看護師の仕事には夜勤があるイメージが強いのではないでしょうか。

でも夜中に眠らずに働くのは体力的にも大変だし、生活リズムも整いにくいですよね。

夜勤のない仕事がいいな

夜勤なしで働きたいと思う人がいても当然です。

全国に看護師は120万人以上いて、いろいろな場所で働いています。

それぞれの生活背景も違うので、働き方もさまざまです。

先に結論から

〇夜勤なしで働く看護師の仕事はたくさん!

  • 美容系クリニック
  • 訪問看護
  • 保育園
  • 産業看護師
  • 検診センター
  • 治験コーディネーター

〇夜勤なしの看護師の給与は、手取りで20万円以下になる場合も

この記事では、看護師が夜勤なしで働く場合、どんな仕事があるのかを紹介します。

そして夜勤をしない看護師の給与がどのくらいになるのかも、厚生労働省の調査結果からご紹介しますね。

病院以外で働きたい看護師のために>>病院以外でも働ける!看護師の転職先 9つ【新人でも大丈夫】もまとめましたので、そちらも参考にしてください。

目次

夜勤なしの仕事を選ぶ理由

夜勤なしで看護師をしたいと考える人もいると思います。

主な理由を以下に上げてみました。

夜勤なしを選ぶ理由
  • 体調・体力の問題
  • 家族と生活リズムが合わない
  • 子育てのため
  • 介護のため
  • 妊活のため

私は看護師長をする中で、夜勤が続けられないことを理由に退職したスタッフを何人か知っています。

その時に聞いた理由も、家庭の事情や自分の体調面の不安がある人が多いですね。

こういう理由で夜勤のない仕事に移っていくことが多いようです。

夜勤なしの看護師ってどんな仕事?

具体的には、どういう仕事があるでしょうか。

もちろん病院の一般病棟勤務でも夜勤なしで働いているスタッフはいます。

病院によっては夜勤なしでも正社員として入職できる場合もありますが、求人が多くなかったり、部署が限られている場合があります

これまで夜勤をしながら正社員として働いていたスタッフが、事情があって夜勤なしに変わることの方が多いでしょう。

たとえば、育休明けで戻ってきた場合や、体調を崩してしまった場合などです。

そのためまずは今の職場で今の待遇のままで、夜勤なしに変われないかを確認してみましょう

もしも転職を機に夜勤なしの仕事に変わる場合は、どんな仕事があるかを紹介しますね。

美容系クリニック

美容形成外科などのクリニックです。

私も働いていたことがありますが、10時~19時の勤務で、夜勤なしでした。

そういうところが多いようです。

完全予約制のきれいなクリニックが多く、患者さんは美意識の高い女性が主なターゲットになります。

分野が違うので多少勉強が必要にはなりますが、給与が良い場合が多いです。

美容外科に特化した求人サイトもありますので、興味がある方は無料登録をして求人情報を見てください。

\ 派遣専門の求人サイト /

訪問看護

夜勤なしの看護師といえば、代表的な仕事が訪問看護だと思います。

ただし、オンコールがあります。

訪問看護とは、自宅で療養している方の家に訪問して、医師の指示書に基づいた観察や処置を行う看護師です。

国が力を入れている分野で、訪問看護ステーションの数は増加し続けています。

今後もまだまだ増えていくと思います。

そのため看護師の求人情報も多いです。

基本的には日祝日休みで、夜勤はありません

朝、訪問看護ステーションに寄らずに現場に直行したり、訪問先から自宅に直帰することができるなど、柔軟な働き方ができるところも多いです。

ただしオンコールがあるところも多く、月に数回の担当日には、いつでも対応できる状況で備えておく必要があります。

保育園

保育園の看護師も、夜勤はなく日曜日もお休みです。

市町村によっては子供の数に応じて看護師を配置するように決めているところがあり、保育園から求人が出ています。

ただしそのほとんどで、看護師の数は1名のみです。

そのため、求人情報は多くはないでしょう。

保育士と一緒に子供の保育をする時間も多いので、体力が必要な仕事でもあります。

体力面での不安から夜勤なしを選ぶ人は、保育園看護師の仕事内容をよく確認しておく必要があります。

産業看護師

企業の健康管理室などに勤める看護師です。

これも求人数は少ないですが、探せば見つかります。

一般企業に雇用されるので、日祝日休みで夜勤なしです。

9時~17時のような規則正しい勤務時間で働くことができます。

仕事内容は、その企業に勤める職員の健康管理や疾病予防のための取り組みです。

健康診断のお知らせや結果の登録、再検査を促したり、健康情報を発信するのが主な仕事です。

デスクワークが中心になるので、ある程度はパソコンスキルがあると役立つでしょう。

検診センター

人間ドックや定期検診を専門に行う医療施設です。

予約制のため、日祝日休みで夜勤なしです。

業務は問診や血圧測定、採血、診療の補助です。

そのほか、結果の入力などのデスクワークもあります。

多くの人数を一度に検診するため忙しいですが、規則正しい勤務時間で働くことができます。

治験コーディネーター

新薬の開発段階での「治験」の調整をする看護師です。

医師と患者の調整をして、新薬に関する説明を患者に行うなど、専門的な知識が必要な仕事です。

夜勤はなく、説明やデスクワークが中心となります。

製薬会社や治験専門の施設からの求人が多いです。

初めの頃は研修や勉強会に参加するなど、知識習得のための努力が必要になります。

しかし専門性が高く、キャリアアップしていくことも可能な仕事です。

夜勤がなくても給与が高いのも特徴です。

その他にもいろいろ

その他にも、時期によっていろいろな求人が出ています。

実際の求人情報を見てみると、選択の参考になりますよ。

『マイナビ看護師』では、夜勤なしの看護師求人の一覧が見られます>>マイナビ求人|夜勤なしの看護師求人一覧をクリックしてみてください(クリックするとマイナビ看護師のホームページに移動します)。

ここで紹介したような仕事の内容は>>病院以外でも働ける!看護師の転職先 9つ【新人でも大丈夫】の記事で詳しく説明していますので、そちらも参考にしてください。

夜勤なしで給与はどうなる?

夜勤をしない時に気になるのが、給与だと思います。

様々なデータ―から調べてまとめてましたので、紹介します。

看護師の平均給与

厚生労働省が2020年に調査した「賃金構造基本統計調査」のデーターをご紹介します。

これは毎年調査されていて、各職種ごとや年齢ごと、都道府県別の給与比較も見られるので参考にしてみてください

月収33.4万円
年収482.9万円
ボーナス81.6万円

この金額は税金が引かれる前の総支給の額です。

通勤手当や夜勤手当、年収であればボーナスも含んだ金額です。

看護師の平均夜勤手当の金額

では、このうち夜勤手当はどのくらいでしょうか。

看護師の夜勤手当については、看護協会がおこなった調査研究の「病院看護実態調査報告書」からご紹介します

2020年 病院看護実態調査 報告書 (ここをクリック)

3交代制
準夜勤
4,154円
3交代制
深夜勤
5,122円
2交代制11,286円

夜勤1回あたりの手当の平均金額です。

2交代制の方が少し高い金額ですね。

看護師の平均夜勤回数(3交代制)

では、月の平均夜勤回数はどのくらいでしょうか。

まずは3交代制の病院を見てみましょう

件数割合
4回未満302.5%
4~5回未満352.9%
5~6回未満292.4%
6~7回未満12410.3%
7~8回未満32827.2%
8回13711.4%
8回超~9回未満17214.3%
9~10回未満1199.9%
10~11未満494.1%
11~13回未満191.6%
無回答・不明16313.5%
3交代制の病院における月平均夜勤回数

平均夜勤回数は7.7回になります。

看護師の平均夜勤回数(2交代制)

つぎに2交代制を見てみましょう。

件数割合
3回未満280.9%
3~4回未満47915.2%
4回46214.6%
4回超~5回未満91428.9%
5~6回未満56217.8%
6~7回未満2106.6%
7~8回未満902.8%
8~9回未満672.1%
9~10回未満321.0%
10~13回未満149.6%
無回答・不明3039.6%
2交代制の病院における月平均夜勤回数

2交代制の平均夜勤回数は4.7回でした。

夜勤なし看護師の給与

これらデータ―を見ると、看護師は毎月の給与のうち3.5万円~5万円くらいを夜勤手当で稼いでいるようです。

これを年収に換算すると40万円~60万円ほどになります。

年収482万円のうち、税金や社会保険料などを引いた手取りの額は平均で360万円~380万円ほどになります。

さらにそこからボーナスを引いた手取りの月収は平均25万円~27万円くらいでしょう。

夜勤なしとすると、ここから夜勤手当の3.5万円~5万円を引いて、手取りで20万円~22万円くらいと考えられます。

これは全国平均値なので、地域や勤務先の規模によっては手取りで20万円を切る場合もあるでしょう。

夜勤なしで働くときの注意点

夜勤なしで働くことは、様々なメリットがあります。

夜勤なしのメリット

・体調を整えやすい

・家族との時間を持てる

・子育てや介護と両立できる

しかし逆に、夜勤なしにすることで気をつけるべきこともあります。

以下に注意点をご紹介します。

正社員じゃないかもしれない

やはり看護師の求人で多いのは『常勤』で『夜勤可能』の求人です。

夜勤なしでの求人情報もありますが、『派遣』や『パート』での求人が多いです。

夜勤なしで仕事をさがす場合、正規職員にこだわると求人を見つけにくいかもしれないことを知っておきましょう。

派遣やパートで働きたい人は、派遣に特化した転職サイトを利用するのがおススメです。

『看護のお仕事派遣』では、派遣での働き方に特化したサイトです。

興味がある方は無料登録だけをして、詳しい求人情報や応募資格、募集要項などを見てみましょう。

眺めるだけでも、どのような求人が多いのかが分かって、転職成功へ近づけますよ!

\ 派遣専門の求人サイト /

日祝日の出勤は?

夜勤なしでの求人であっても、日祝日が休みとは限りません

日祝日も休みが必要であれば、そのことも条件に入れて求人情報を探しましょう。

私が働いていた美容系クリニックの場合は、水曜日が定休日で、日祝日は営業していました。

交代制で勤務をしますが、それでも大きな病院で働いていたころと比べると年間休日がかなり少なくなりました

休日に関してもきちんと確認して仕事をさがしましょう。

残業は?

夜勤なしでも、遅出や残業を求められることがあります

こちらもきちんと確認しておくことが大切です。

職種によっては勤務時間中はバタバタと仕事をして、勤務時間後に記録などの書類処理を残業するところもあるようです。

残業も一切できない場合は、そのことを条件として仕事をさがすように気をつけてください。

待機やオンコールは?

夜勤がなくても、待機やオンコールが必要な職場もあります

訪問看護などに多いでしょう。

待機中はすぐ対応できるように準備しておく必要がありますし、夜中に呼ばれればすぐに駆けつける必要があります

そういう対応が可能かどうかをきちんと決めた上で、応募するようにしましょう。

社会保険や退職金は?

保険の加入状況は求職の時にはきちんと確認しておきましょう。

たとえば個人経営のクリニックなどの場合は、社会保険ではなく医師国民健康保険組合への加入になる場合もあります

保険料が割安になる場合もあるようですが、傷傷病手当や出産手当がないなど、保障面での違いもあります。

また、クリニックでは退職金制度がないところも多いです

それらの条件も考えた上で職場を探すようにしましょう。

福利厚生は?

非正規雇用になると、正社員に比べて福利厚生の面でデメリットも考慮しましょう。

寮に入れなかったり、様々な手当の支給に制限がある場合があります。

退職金や賞与(ボーナス)、昇給などの違いもありますので、確認が必要です。

昇格は?

非正規雇用となると、主任や師長への昇格はできなくなります。

ただし夜勤なし勤務でも常勤あれば、昇格が可能な場合があります。

私の病院でも子育て中の夜勤なし看護師が主任に昇格したことがあります。

それまでの働きぶりや、今後の働き方の見通しなども考慮されてのことです。

昇格を目指す場合は、非正規雇用は避けた方が良いでしょう。

まとめ

看護師として夜勤なしで働く場合の働き方について紹介しました。

夜勤なしでも比較的給与などの待遇が良いのは『治験コーディネーター』です。

また『訪問看護』や『美容系クリニック』は求人数も多く、給与や待遇の選択肢も広いため、転職先として人気があります。

興味があれば、転職サイトに無料登録をして求人情報をチェックしてみてください。

すぐに転職する予定がなくても、将来に備えて色々な求人情報を見ておくだけでも知識が広がって、選択の幅が広がります。

おすすめの転職サイトについては>>【看護師】転職で本当に役立ったおすすめ転職サイトと転職エージェントでまとめています。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる