
こんにちは、はるです。
私は地方病院で看護師長をしています。
今回は、職場の怖い先輩への対処法について解説します!
職場に怖い先輩がいると、仕事に行くのがつらくなりますよね。



明日はあの先輩がいると思うだけで気が重い・・・
わたしも経験しましたし、それが原因で退職したこともあります。
私が経験した怖い先輩の特徴は、次の通りです。
・分からないことを聞くと「前に教えたよね?」と言われて聞きづらい
・聞かないと「なんで聞かないの?一人でできるの?」と言われる
・不機嫌な態度なので声をかけづらい
・「あの子使えないよね」など後輩の悪口をいう
SNSでも、こういう悩みをよく見かけます。



しかし、怖い先輩との関係をそのままにしていると、あなたはどんどん働きにくくなってしまいます
患者さんの様子がおかしいと思っても、報告しづらくて対応が遅れてしまう恐れがある
委縮して顔色をうかがいながら働くので、患者さんに優しい笑顔を向けられない
あなた自身が看護を楽しめないので、仕事を辞めたくなる
怖い先輩を怖がっているだけでは、仕事がつらい日々が長引くだけです。
職場を働きやすい環境にするために、あなた自身で出来ることから、少しずつ対処してみましょう。
働くうえで人間関係や職場環境は、長く働き続けるために特に重要です。
この記事では、私がこれまでの経験で身につけた『怖い先輩との上手な付き合い方』のコツを紹介します。
先に結論から。
わたしの考える怖い先輩との付き合い方は、以下の6つです。
・自分が努力している姿を見せる
・機嫌が悪い時には距離をおく
・ビクビクした姿を見せない
・仕事上で頼りにして仲良くなる
・上の先輩に相談する
・限度を超えている場合は上司に相談する
・職場を変えることも検討する
職場で怖い先輩との関係に困っている人は、この記事の対処法を試してみてください。





師長になっても先輩が怖い
私も少し前に、年上の先輩からひどく叱られてやり方を否定され、その先輩のことが怖くなったことがあります。
その先輩と一緒の会議があると、前の夜から動悸がして落ち着かなかったり、発言するのに声が震えました。
その時期は本当につらかったのですが、その時に私がやった対処法も紹介します。
ほかにも、仕事をツラいと思った時に読んでもらいたい記事もまとめています>>【看護師の悩み】仕事がつらいと思った時に読んでほしい




怖い先輩はどんな人!?


まずは、怖い先輩が『なぜ怖い先輩なのか』について解説します。
『性格が悪いからでしょ』と思わず、ちょっと読んでみてください。
ここを知っておくと、対処法を理解しやすくなりますよ。
先輩自身が怖い先輩に育てられた
看護師の世界では、このパターンがとても多いです。技術専門職にありがちですが、師匠が弟子を叱って育てるイメージなのでしょう。
きつい指導をしている先輩看護師に話を聞くと
「泣くくらい反省しないと同じことを繰り返す」
「泣いて仕事できないなら看護師を辞めた方がいい」
などと言われることがあります。
20代半ばくらいの若い先輩でも、本気でこんなふうに言います。



いつの時代の修行の話?
さらに。
そんな先輩たちに育てられた子が3年目になった頃、やはり新人を叱って泣かせて宿題を出している姿を見ます。
その子たちに指導方法について話を聞くと
「辛かったけど、あの指導のおかげで今の自分がある」
「新人なんて怒られて泣いて成長するのが普通ですよ」
こんな風に言われました。



こうして歴史は繰り返されてきたのね…
正直に言って『根が深い問題だなー…』と、遠い目になってしまう心境でした。
何とかしなきゃと思ってみても、職場の風土を変えるというのは、簡単にはいかないものだと痛感しました。
あなた自身が先輩になった時、自分が『こんな先輩がいてほしかった』と思う先輩になってほしいと願います。
自信と誇りをもった完璧主義
仕事のできる先輩ほど、ミスのない完璧な仕事を求めます。
自分自身への完璧主義だけではなく、周りのスタッフへもミスのない完璧な仕事を求めるので、言動が厳しくなってしまいます。



私も昔は完璧主義で、後輩に怖がられていた時期がありました。
あの頃の後輩さんたちに謝りたい…
特に看護師の世界では、ミスは患者の治療にかかわるため、ミスを極端に恐れる先輩が多いです。
そういう先輩は、自分自身も研修に参加したり医者に質問したり、努力を惜しまず情熱的に仕事をしています。
しかし、情熱的に熱心に仕事ができるスタッフばかりではありません。
仕事に対する考え方やスタンスは人それぞれで、またプライベートの状況などでも、仕事へのモチベーションは変化します。
しかし、そういう他人の状況に配慮できない先輩もいるのです。
完璧主義の先輩は、周囲のスタッフが情熱的に仕事に打ち込んでいない姿を見るとイライラしてしまうのです。



こんなことも知らないの?
前に教えたのに、まだ出来ないの?
ちゃんと勉強してる?
さらに。
自分が指導係をしているときに後輩がミスをすると、自分の指導不足だと思われることも恐れています。
すべてが自分の責任になると思い詰め、後輩の仕事の質が気に入らず、イライラして粗探しをして、口うるさく注意をするのです。
こうなると、仕事が完璧でデキる人なだけに、だれもその先輩には意見できない状況になりそうです。
師長や主任も注意しにくいってこともあるかもしれませんね。
実際こういう先輩は、その部署のトップとして君臨している場合があります。
後輩からは迷惑な存在でしょうが、上司からは頼りにされています。
なぜなら、こういう先輩がその部署の看護の質を保っているからです。



管理者にとっては看護の質を高く保ってくれるので、助かる存在です
そういう側面もあるので、管理者も強い態度に出られず、先輩の影響力が大きくなってしまいます。
変化が苦手、ルールが大切
異動や転職経験のない先輩に多いパターンです。
部署のルールを守ることを大切にしていて、そのルールが守れない新人や中途採用者に対して冷たい態度を取ってしまいます。
ルールを守ることは大切なのですが、そこで問題なのは、そのルールの大切さの『理由』が説明できない場合です。
きちんと理由があるルールであれば、そのことを説明するだけで伝わるし、みんなが守ります。
しかし「前からこうする決まりだから」という説明だと、新しい人たちに守ってもらうのは難しいのです。



ずっとこうだから!
急に変えられないよ
こういう説明をする先輩が、職場にいませんか?



『前からずっとこうやってるし、それで問題ないんだから』と説明をする人がいて、困っています
何十年も働いてるベテランさんだけではなく、20代の若いスタッフでも言うので驚きます。
こういう変化に弱い先輩は、部署のメンバーが変わることにも対応が遅く、新しい仲間を受け入れて仲良くなるのに時間がかかる場合があります。
愛想がない、人見知り
人と関わることが苦手で、コミュニケーション能力が高くない人です。
人に慣れるのに時間がかかったり、社交的だけど空気が読めない人もいます。
こういう人は、相手から自分がどう見えているかが、あまり考えられていないのだと思います。
もしくは、相手に気に入られるような態度を取ることが恥ずかしいのかもしれません。
このタイプの先輩は、打ち解けるまでずっと態度が固く、指導を受ける後輩は怖くてたまらないようです。
しかも打ち解けている仲間には笑顔で接するため、その対比で「自分は嫌われている」と思い込んでしまいます。



いつも、私にだけ話しかけてくれない
私が話しかけると雰囲気が変わるんです
嫌われてるみたい・・・
表情や態度だけではなく、言葉の選び方や言い方が冷たく聞こえてしまう人もいます。
実際は、何も考えずに話しているようですが、言われた相手は傷ついてしまいます。
このタイプの先輩も、仲のいい人には言い方が親しげになるので、後輩から見ると「自分にだけ冷たい」「自分はいじめられている」と感じるようです。
私の職場にもこういうタイプの先輩がいて指導をするのですが、人づきあいの基本態度から違うと感じます。



後輩に気に入られたいと思いません
何で気を使わないといけないんですか?
その後輩のことを嫌っているわけでも、怒っているわけでもなく、とにかく関心がないのです。
相手がイヤな思いをしていることについても、自分には関係がないと思っています。
こういうタイプの人を指導するときにも、「これは時間がかかるぞ」と思ってしまいます。
少なくともこういうタイプの先輩は、『あなたに無関心なだけで、あなたを嫌いなわけじゃない』ことを理解しましょう。
あなたに対して攻撃しているわけではないのです。
意地悪な性格、ストレス発散
残念ながら、意地悪な性格の先輩もいます。
自分の方が知識や経験がある分野で、未熟な人にお説教をするのは気持ちがいいことです。
新人を質問攻めにしたり、ミスを指摘することで、自分が偉くなったように感じるところもあるでしょう。
この状況を打破できるのは、その先輩よりも上の立場の人しかいません。
主任や師長がそういう態度を許さないことを明確に示す。それが一番効果があります。



新人を質問攻めにしない
必要以上に厳しい指導をしない
新人のやる気を伸ばして!
こういうことを日ごろからスタッフへ伝えること。
指導係をお願いするときに説明すること。
それを繰り返して2年近くが経ちましたが、最近ようやく減ってきたかな・・・、という所です。
逆に言うと、主任や師長が見て見ぬふりをしている部署では、その先輩からの攻撃を逃れるのは難しいということです。
あなたが意地悪な人の標的になっている場合は、そこの上司の対応をしっかり見極めましょう。
対処してくれる上司か、問題を見て見ぬふりをする上司か。
その違いを見極めて、対処してくれない上司であれば、異動や退職を検討する価値があります。
こちらの記事も参考にしてください>>【新人看護師】職場を居心地よくするための5つのワザ


怖い先輩への対処法
ここまで、怖い先輩がなぜ怖いのかを説明しました。
あなたのところの怖い先輩に当てはまるものはありましたか?
ここからは、具体的な対処法を解説します。
自分が試せそうな対処法はぜひ試してみてください。
一つだけじゃなく、いくつも同時に試してみる方が、効果が感じられやすいのでおすすめです。
一つずつ紹介していきますね。
努力を分かりやすく見せる


怖いとはいえ、相手は仕事上の先輩です。
怒られるきっかけは、あなたの仕事上の些細なミスや、細かい知識不足ではないでしょうか。
この場合は、些細な事ではあっても原因が自分にあるので、怒られたことをグチっても、なかなか共感してもらえません。
そこで効果的なのは、自分は成長するために努力をしているということを、周りにアピールすることです。
・勉強してきたノートを見せながら質問
・雑談で「昨日は勉強で寝るのが遅くなって」と寝不足アピール
・この本では分からなかったんですが、先輩はどんな本で勉強しましたか?と質問
こうして少しずつ、上司やほかの先輩に対してアピールしておきましょう。
その怖い先輩ではなく、周りの先輩にアピールするのがポイントです。



怖い先輩じゃなくて、他の人にアピールするんですか?



怖い先輩にアピールするのは精神的に大変です
それよりは周りの先輩にアピールする方が、効果が大きいですよ。
怖い先輩があなたを悪く言っても、周りの先輩が『でもあの子、すごく努力しているよ』と反論してくれるかもしれません
うまくいけばあなたの努力を知った人たちは、怖い先輩から庇ってくれるかもしれません。
その場で庇ってくれなくても、いざという時にあなたの味方になってくれるはずです。
怖い先輩も、一生懸命に努力している後輩に対しては、厳しく接しづらいはずです。
どちらかといえば、仕事ができない後輩よりも、努力していない後輩の方がターゲットになりやすいです。
成長するための努力を惜しまず、そしてその努力している姿をわかりやすくアピールすることは、怖い先輩との付き合い方として必要なことです。
新人看護師さんの勉強方法については>>三日坊主にならない勉強法|新人看護師が明日からできる勉強のやり方で詳しく解説しているので、勉強が苦手な人は参考にしてください。


機嫌が悪い時には距離を置く



機嫌のムラがある人って、対応が難しいですよね
とくに繊細な人ほど、周りの雰囲気や機嫌のムラに気を遣ってしまうので、居心地が悪く感じます。
もしもあなたの職場の怖い先輩が機嫌のムラのある人なら、機嫌の悪い時に無理に近づかないようにしましょう。


『今日は機嫌が悪そうだ』と思ったら、そっと距離をとって、出来るだけ関わらずに過ごしましょう。
休憩時間をずらす、患者の報告や相談も話しやすい先輩にする、病室で記録をするなど、できるだけ先輩の視界に入らないようにしましょう。
イライラした様子を見ると怖いと思ってしまいますが、原因があなたにあるわけではありません。
あなたは何も悪いことをしていないのに、勝手に機嫌が悪くなっているのです。
できれば関わらずに一日を過ごしましょう。



どうしても話さないといけないときもあります
話をする場合は、先輩の機嫌を取るような言動をするのはやめましょう。
その場では上手くいったとしても、その態度を続けることになってしまうと、あなたが大変です。
先輩の機嫌が悪くなるたびに下手に出て機嫌を取ることになってしまえば、ツラくなってしまいます。
余計なストレスを抱え込んでしまうため、機嫌を取るのではなく、避ける方が賢明です。
ビクビクした姿を見せない
苦手な人を前にすると緊張して、ビクビクした態度になってしまいますよね。


私自身にも覚えがあります。
でもその態度は、相手を余計にイライラさせてしまうんです。
- 声が小さくなって聞こえにくい
- 話がまとまってなくて分かりづらい
- 目を合わせずうつむくので表情が見えない
- モゴモゴして語尾まできちんと話さない
ビクビクして委縮していると、こういう態度になってしまいます。
緊張している中で仕方ないですが、できるだけこういう態度を減らしましょう。
最初にも書きましたが、私も少し前に先輩からひどく叱られて否定されてしまったときに、自信をなくしてその先輩が怖くなってしまったことがあります。
師長が全員集まるような大きな会議の場で、先輩師長さんから私の発言について、厳しく指導を受けました。
『その考え、師長としてどうなの?!』
『甘いよね、そんなんで今後どうするつもりなの?!』
大勢の前で叱られたこと、考えを否定されたことなどがショックだったり、恥ずかしかったりで、すごく落ち込みました。
それからしばらく、その先輩師長が怖くなってしまい、顔を合わせるのが苦痛になりました。



その時に私がとった対処法は、『これ以上怒らせないようにしよう』という方法です
先輩が私を嫌ってて叱ったわけじゃないのは知っているし、仕事内容で評価してもらうしかないのも分かっていました。
なので、そのときはできるだけビクビクした態度にならないように気をつけていました。
その先輩と話をするときには意識して目を見て話し、会話の最後には微笑んでお礼を言うようにしました。
ハキハキと話したり、できるだけ即答できるように身構えていました。



『あなたに叱られたけど、改善に取り組んでるし、精神的にも立ち直っていますよ』というアピールです!
必死に演技をしているだけですが、それでも徐々にそういう態度を取ることに慣れてきますし、相手を必要以上にイライラさせずに済みます。
気持ちと言うのは不思議で、落ち込んで沈んだ態度を取り続けていると、なかなか気持ちが元気になりません。
反対に、笑顔で平気なフリをしていると、だんだんと気持ちも平気になってくるんです。
笑顔の効能って、聞いたことがありませんか?
笑顔になると、脳が刺激されてポジティブな感情が生まれるそうですよ!
感情のコントロールは看護師にとって必須の能力です。詳しくは>>看護師は女優?!|感情をコントロールしてストレスのない働き方を!の記事を参考にしてください。


仕事上で頼りにする
これはコミュニケーションが苦手な人には難しいかもしれませんが、一番効果があります。
怖い先輩というのは、職場で発言力や影響力のあるポジションにいます。
そういう先輩を頼りにして仲良くなれれば、怖くなくなる上に、仕事上でもメリットがあります。


始めは何度か怒られるでしょうが、そこで引かずに積極的に話しかけるんです。
指導を受けたら、翌日にはそこを勉強して報告したり、もう一度質問をしたり。
仕事の悩みだけではなく、プライベートな悩みまで相談したり。
この方法で先輩の懐に入り込み、信頼を勝ち取っていく新人を、時々見かけます。
あなたの性格やコミュニケーション能力にもよるでしょうが、もしもできれば、かなり楽になります。
実際に先輩の多くは、意地悪やあなたを嫌って厳しくしているわけではなく、仕事上必要だから厳しくしているという考えの人が多いです。
そういう先輩は、自分自身が看護師として優秀でありたいという気持ちが強いので、後輩から特別頼りにされたり自分を慕う後輩を可愛がる傾向があります。
先輩ではなく、患者中心で考える
新人の頃には少し難しいことかもしれませんが、『先輩に怒られるかどうか』を考えて働かずに、『患者さんのためになっているかどうか』を軸に働きましょう。
怖い先輩に怯えていると、先輩に怒られないために仕事をしてるような気持ちになりませんか?



とりあえず先輩の言ったとおりにしておこう…
患者中心ではない働き方は根本で発想が違うため、何かを判断する場面でも判断の軸がズレていて、ミスにつながります。
そしてあなた自身も、患者中心ではない自分の働き方に疑問を感じ、看護にやりがいを持てなくなるでしょう。



看護が楽しくなくなって、仕事に意義を感じられないまま働くのはツラいですよ
日々の仕事の上で、患者さんにとって何が大切か、いまどうするべきかを軸に働くようにしましょう。
先輩から叱られたり指導を受けたときにも、『なぜそれが患者さんにとって最適なのか』を考えてみましょう。
先輩からの指導が怖くて患者中心に考えられなくなってしまっているなら、そのことを師長に相談してみてくださいね。
一緒に解決策を考えてくれるはずです。
身近な先輩に相談する
これは、その職場の状況や先輩のポジションにもよりますが、実際に出来れば効果はあります。
その怖い先輩に意見することのできる先輩は、その職場にいるでしょうか。その人に相談をしましょう。
先輩でなくても、その人と仲の良い人でも可能かもしれません。
主任さんが適任かな、と思います。
相談するときに気を付けることは、先輩ばかりを悪者にしないことです。
先輩はその職場で長く仕事をしていて、あなた以上に仕事ができる人です。
チーム業績に貢献していますし、あなたの知らない大事な役割を担っているかもしれません。
そのことに注意して、相談しましょう。
「あの先輩ひどいんです!」「みんなの迷惑です!」というような話し方では、あなた自身がさらに孤立してしまいます。
おススメの相談方法は「熱心に指導をしてもらっているが、言い方が強すぎて怖いと感じることがあって悩んでいる」などです。



イライラしている雰囲気で話しかけづらい
報告のときに声がかけられない
このように、冷静に穏やかに伝えましょう。
好き・嫌いの感情で話をすると伝わりません。
あくまで仕事の上で困っていると伝えて、相談してみてください。
きっと周りの先輩や主任さんも、その怖い先輩の態度に対して思っていることがあるはずです。
勇気を出して相談すれば、適切に対応してくれますよ。
上司に相談する
上司に相談するのは、最終手段です。
しかし、効果はあるでしょう。
上司に相談する場合は、具体的な被害例を示せた方がいいので、普段からメモを取っておきましょう。
・どのような場面で、何と言われたか
・どういう状況で冷たい態度を取られたのか、その現場を見ていた人はいるか
・そういう状況がいつから、何回あったか
こういうことを記録しておいて、上司に報告しましょう。
上司としては、ここまで詳細に記録されているのを知ると、対応しないとマズい!と感じるはずです。
対応してもらえないのであれば部署異動や退職も検討するかも・・・、等と添えてもいいでしょう。
異動や退職をかんがえる
人間関係というのは、簡単には解消されません。
究極を言えば、どちらかが異動するか辞めるかしか、根本的な解決方法はないのです。
今の部署でどうしてもやりたいことがある場合は、これまで紹介した対策を試して、できるだけ快適な環境になるように頑張ってみてください。
しかしその部署にこだわる必要がなければ、異動希望を出してもいいと思います。
もしくは、相談しても対応してもらえないようであれば、別の職場に移ることも検討しましょう。
職場の雰囲気や環境と言うのは、その部署の上司の方針に大きく依存しています。
上司のやり方が納得いかない場合には、転職を検討してみる必要があるでしょう。
まずは転職アドバイザーに相談してみたり、求人情報を見てみて、今の状況と比較して考えてもいいと思います。
おすすめの転職サイトは>>【看護師】転職で本当に役立ったおすすめ転職サイトと転職エージェントでまとめています。


こんな症状は要注意!
怖い先輩への対応に悩んでいるだけではなく、職場に行くことに強い不安を感じたり、身体に症状を感じてしまっている場合は、要注意です。
怖い先輩1人を避けていればいいという問題ではなく、専門家に相談した方が良い症状の場合もあるでしょう。
とくに現れやすい症状の一例を紹介しますので、心当たりのある人は早めに専門家に相談をしましょう!
眠れない日が続く


『明日も仕事だと思うと眠れない』
『今日の仕事のことを思い出したりして、なんとなく眠れない』
不眠が続くと、精神的にも体力的にもきつくなってしまいます。
眠れない理由は色々とあると思いますが、不眠が続いているようなら一度専門家に相談をしてみましょう。
食欲がない


『食欲がない』
『食事をする気分になれない』
ふだんに比べて半分以下の食事量が数日続いているようなら、何か対処を考えましょう。
精神的な理由だけではなく、身体的な原因で食欲がなくなっている可能性もありますので、きちんと調べてもらいましょう。
気分が落ち込む


『やる気が出なくて、なにもしたくない』
『休みの日でも一日中、家で何もせず過ごしてしまう』
前向きな気持ちになれず、何もする気がない状態が続いているのなら、早めに専門家に相談しましょう。
長く我慢していると、治療を始めても治るまでに長くかかってしまう場合があるので、注意しましょう。
不安や恐怖が強い


『仕事に行くのが怖くて、身動きが取れない』
『明日のことを考えると不安で苦しい』
不安や恐怖で動けなくなったり、身体がこわばるなどの症状がある場合は、適応障害の可能性があります。
ひどくなるまえに、早めに専門家に相談をしましょう。
本当につらいときは、転職も検討しましょう。新人看護師の転職については、こちらの記事を参考にしてください。




まとめ
今回は、どの職場でもあり得る、怖い先輩との付き合い方についてまとめました。
怖い先輩は、ひとたび気に入られれば強い味方になってくれる先輩です。
しかしそこを乗り越えられなければ、無理をして付き合う必要はありません。
異動や転職も検討しましょう。
スムーズな退職方法や、転職についても>>看護師が幸せになるための転職の流れ|まとめ記事を書いているので、参考にしてみてください。


怖い先輩との付き合い方で、少しでも仕事に行くツラさが軽くなればうれしいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

