【看護師】同じミスを繰り返さない5つの方法

こんにちは、はるです。
突然ですが、仕事のミスって繰り返してしまうことがありませんか?

そうなんです!
気をつけてるのに同じようなミスが続いて…
私、能力がないんです…

いいえ、看護師の能力とは関係ありません。
仕事でミスを繰り返してしまうのは、原因と対策の本当の考え方を知らないからなんです!
これから教えるので、一緒に勉強しましょう!

看護師の仕事では、小さなミスでもインシデントとして報告書を書いて、原因の分析や今後の対策を検討して、ミスを繰り返さないことを求められますよね。

だけど、同じようなミスを繰り返してしまうことってありませんか?

先月のミスも確認不足だったでしょう!
キチンと反省したの?

先輩や師長から『同じようなミスを繰り返している』と、指摘されたことはありませんか?

私は師長なので、毎日何枚ものインシデントレポートを確認したり、ミスをしたスタッフから話を聞いたりしています。

その中で、気づいたことがあるんです。

ミスを繰り返しやすい人には共通点がある!

そうなんです。ミスを繰り返しやすい人がいるなぁと思って観察していると、そういう人には共通点があることが分かったんです。

看護の仕事は人が行う以上、ミスをゼロにはできません。

しかしミスが起きたときにきちんと原因と対策を考えて対処できれば、ミスをしたことで一層成長できるきっかけにもなるはずなんです。

看護の世界でミスを繰り返していれば、いつかは患者の命に関わるような重大事故になる可能性もあります。

ミスの原因と対策を確認し、ミスを繰り返さない方法を身につけましょう

この記事では同じミスを繰り返してしまう原因と、繰り返さないためのコツをまとめます。

ぜひ最後まで読んでください。

インシデントを起こしてしまって時には>>【看護師の悩み】インシデントで落ち込んだ時に立ち直る方法の記事も参考にしてみてください。

人が行なう作業では、どんなに気をつけていてもヒューマンエラーが起きてしまいます。ヒューマンエラーについては>>インシデントを減らそう!【ヒューマンエラーの防止法】で詳しく解説しています。ミスを防ぎたい時は、この記事も参考になるので読んでみてください。。

目次

同じミスを繰り返してしまう原因

1.なぜミスをしたかきちんと考えられていない

ミスをしたスタッフと話すと、原因をきちんと考えられていない人が多いことに気付きます。

次からはちゃんと確認しまーす!

ミスの報告をするとき、「急いでいたからちゃんと確認しなかっただけです。次からはちゃんとします」と言うスタッフがいます。

同じような、ダメな原因分析と対策は以下です。

ミスの原因は?

・ちゃんと確認しなかった

・時間がなくて焦っていた

・いつも通りと思い込んだ

●今後の対策は?

・毎回きちんと確認する!

・忙しくてもちゃんと見る!

こういう分析と対策をしていませんか?

特に新人や若いスタッフに多いですが、この対策には何の責任感も感じられません。これでは今後もミスを繰り返してしまいますよ。

考えるべきなのは、さらに一歩先の『急いでいた時に確認しなかったのはなぜか』ということです。

  • ちゃんと確認しなかったのはなんで?
  • 忙しい時は確認を省く癖がある?
  • バタバタしてても必ず確認してる?

こんな風に、自分はなぜその行動をとったのかを、細かく思い出して考える必要があります。

もう一歩、深く考えてみよう!

●今まで考えていた原因

・急いでいたから

・時間がなかったから

●本当に考えるべき原因

・本当に急がないといけない状況だった?

・なぜ急がないといけない状況になったか

・急がなくていい状況にする方法はなかったか

・急いでいるときの自分の精神状態はどう?

・次に急いでいる状況になったら確認できる?

●今まで考えていた原因

・いつも通りと思い込んだから

●本当に考えるべき原因

・いつも通りかをどうやって確認している?

・普段、いつも通りの時は確認しないやり方をしているのか

・いつも通りでも毎回確認するという習慣はある?

今まで考えていた原因は、とても表面的です。この原因だけだと、対策を立てる時に「気をつけよう」という浅い対策になってしまいます。

もう一歩踏み込んで、どうしてそういう行動をしたかを考えましょう。自分がミスをしやすいシチュエーションを知りましょう。

とことん突き詰めて考えられないと、自分の行動の癖が分からなくて、いつまでもミスは減らないのです。

2.結果をいそいで、きちんと考えずに直感でやる

多分こうじゃないですか?
えいっ!
あ、違った・・・

使い方が違うわよ! 分からないまま操作しないように、いつも言ってるでしょう!

こういう人、周りにいませんか? よく言えば『行動力がある』といえますが、あまり考えずにパッと思い付きで動いてしまう人です。

こういう人に多いミスが、医療機器を壊したり医療材料を無駄にしてしまうこと。

私はこういう人には『慎重さが足りない』のかな?と思っています。

こういうタイプのミスも、同じ人が繰り返すミスだと言えます。

よく分からないもの、知らないものでも、躊躇せずにトライできることは長所でもあります

直感でやって上手くいく経験をすると、マニュアルを確認するのが面倒に思えるのは分かります。

しかし仕事の場でそれをやってしまうと、失敗した時の代償が大きいことを自覚しましょう

慎重さは、看護師に必須なスキルです。ぜひ、身につけましょう。

3.ミスによる最悪のシナリオが想像できていない

小さなミスを起こしたり、ミスになりかけたりした時に面談をすると、その人がミスを繰り返しやすい人がどうかよく分かります。

楽観的で、最悪の結果まで想像できない人は、今後もミスを繰り返しやすい人と言えます。

たぶん大丈夫だろうと思ったんです

気付かなかったらどうなっていたと思う?
これがもっと強い薬だったら?

楽観的でミスを小さく考えてしまう人に対しては、危機感を持ってもらうために、あえて最悪のシナリオを考えさせる指導をする場合があります。

ミスに怯えて委縮してしまってはいけませんが、ミスの怖さが分かっていないことも危険です。

今回のミスが重大事故につながる1歩だったかもしれないと思えなければ、ミスを減らすことができませんよ。

4.仕事に対するモチベーションが低い

ミスを防ぐことに対するモチベーションは、人によって大きく差があります。

最近、仕事が楽しくない…
とにかく早く仕事を終わらせて帰りたいな

看護師という仕事に対するモチベーションが下がっている人は、ミスに対して予防意識が低いです

質の高い看護よりも、とにかく早く帰りたいので手早く仕事を済ませようとしてしまいます。

このような状態のときにも、ミスを繰り返しやすいです。

疲れてても仕事の質は下げずにきちんとやろう!
そう思えないくらい気持ちが落ち込んでいるなら、上司に相談して仕事を休んでみたらどうかな?

もしも自分のモチベーションが下がっていることを自覚しているなら、仕事を休むなどの対策を取って、ミスを起こさないように配慮しましょう。

5.集中できない理由がある

仕事に集中できなければ、ミスを繰り返すのは当然です。

・体調が悪い
・寝不足
・強いプレッシャーを感じている
・人間関係の強いストレスがある

こういう状況だと仕事に集中できず、質の高い仕事はできません。いまの自分の状況を上司に相談しましょう。

プライベートな問題を上司に言ってもいいんですか?

仕事に集中できない事情があれば、上司に相談してください。
かならず相談に乗ってくれますよ!

早めに先輩や上司など、周りの人に相談をしましょう

職場の人数が少なくて休みにくいなどの事情があるかもしれませんが、体調が悪いままで働いて大きなミスを起こしてしまってはかえって迷惑をかけます

きちんと報告をして、早く回復できるように休みを取ることが大切です。

同じミスを繰り返さない5つの方法

1.ミスの原因は『忙しさ』以外で考えよう

インシデントが起きたとき、まず原因を考えます。その原因を表面的なことで終わらせていませんか?

休んだ人がいて忙しかった。
ほかの業務と重なってバタバタしたし・・・

原因の分析で「忙しかったから」や「人手が足りなかったから」としている人は要注意です。

いつもは確認してます
今回はうっかりして・・・

こういう分析をしていると、きちんとした対策が立てられません。

忙しかったり業務が重なったりして、うっかりしてしまうことはあります。

そういう時でもミスにならないような習慣をもっているか、工夫をしているかを考える必要があるんです。

ミスをして落ち込んで『次は気をつけよう』と反省しているだけでは、同じミスを繰り返してしまうでしょう。

そのための工夫の一つに「ミスができない環境に変えること」があります。

2.ミスができない環境に変えよう

ミスできない環境?
どういうことですか?

物品自体を間違えにくいものに変えたり、その業務自体をなくしたり、ミスできないような環境に変えてしまうのが一番よ!

病院の業務では、医療安全のために様々な工夫がされていますよね。

栄養ラインと点滴ラインの誤接続防止コネクターのように、ミスにならないように形から変えてしまうのが効果的です。

今回ミスをした状況のような、忙しくて慌ててしまう場面は今後もありますよね。

これからは簡単にミスにならないように、ミスをしにくい習慣や仕事のすすめ方に変えるのです

例えば・・・

時間の決まった仕事はタイマーを使う習慣をつけたり。

ポケットに入れたまま見返さないメモ帳ではなく、フセン紙に書いてPCに貼ったり。

昼休みまえに、午前中のタスクを終えたか確認するルールを作ったり。

まずは、自分一人で取り組めることから始めてみましょう。簡単に始められて効果が大きい対策が見つかる場合もありますよ!

3.自分がミスしやすい状況を知っておく

業務が重なって忙しい場面になったとき、以前のミスを思い出して気をつけていますか?

やることが重なって忙しい!!
そういえば前も忙しい時にミスをしたんだった

こんな風に、ミスをしたときと似た場面になった時に、以前のミスを思い出せるようになればミスを予防できます。

同じような状況になった時に『今日もミスをしてしまうかもしれない』と思えるようになりましょう

『自分はおなじ時間に仕事が重なると、慌てて確認せずに実施してしまうからあぶないぞ』

と考えられるようになれば、同じミスを繰り返すことは減るでしょう。

おススメなのは、ミスをした状況やミスの内容をノートに書き残しておくことです

簡単にまとめておいて時々見返すようにすると、自分がどういうミスが多いのかが分かります。

自分の『インシデントの歴史帳』です。
同じミスをしなくなりますよ!

ミスを繰り返す新人さんに、書くように勧めたことがあります。1年後に一緒に読み返した時、この1年の成長が感じられて嬉しかったですよ!

ミスを繰り返してしまう人は、試してみてください。

4.同じ手順でやっている仕事をさがしてミスを予防する

たとえば『忙しくて、注射の指示を見落としてしまった』というミスをしたとします。

そういうミスをしてしまったときの対策として、注射の指示の確認方法だけを改善しても不十分です

『忙しいと慌ててしまい、きちんと指示を見ずに記憶だけでやってしまう』というミスは、内服薬でも、処置でも、同じ種類のミスをする可能性がある!

今回はたまたま注射のミスだったけど、同じ流れで内服薬のミスを起こしてもおかしくないな…

このことに気付く必要があります

注射の指示を見る方法だけ変えて対応していると、次は検査の指示を見落としてミスをするでしょう。

対策を立てる時には、今回ミスした仕事と同じ手順でやっている仕事をさがしましょう

自分の立てた対策で、他の仕事で起こすかもしれないミスも同時に防げるかどうかを考えてください。

一つのミスを最大限に利用して、未来のミスを減らしていきましょう!

5.人と違うやり方をしない

院内のマニュアル通りの手順で仕事をしていますか?

ミスが続く人にじっくり話を聞くと、自己流でやっている場合があります。

職場のマニュアルや、みんながやっている方法とは違うやり方で働いているのです。

職場のマニュアルは、過去に起きたインシデントを活用して、少しずつ改善されています。

みんなが間違えやすいところは、間違えずにできるように工夫した手順に変えられているんです

新人じゃないんだし、いちいちマニュアル見ながら働かないからなぁ

もったいない!
マニュアルには過去の失敗から学んだ知恵が詰まっているんですよ!

決められた手順はミスを防ぐために確認作業が多かったり、面倒だったりしますよね。

そこを省いで自己流のやり方をしている人は、過去に起きたミスと同じミスをしてしまうのです。

ミスしないようにみんなで工夫していても、そのやり方をしていないとミスの確率が上がるのは当然です

最初に決めたルールや、マニュアルに沿ったやり方を守るようにしましょう

もしも院内のマニュアルのやり方に不満があれば、改善を提案しましょう。

自分1人だけでやり方を変えるのではなく、全体に提案して、マニュアルや全体の手順を変更するようにしましょう。

そのほうがずっと安全ですよ。

「ミスがなくならない」「自分には合わない」と思うなら違う仕事も考えよう

どうしてもミスがなくならないんです…
怒られてばかりで頑張るのに疲れた…

看護という仕事には向き、不向きがあるのは事実です

もちろん努力次第で乗り越えられますが、それには強い意志と努力が必要です。

同じミスばかり繰り返してしまう今の仕事は、本当にあなたがやりたい仕事でしょうか?

どんな看護師になりたいと思って資格を取りましたか?

いま、自分の理想に向かった仕事ができていますか?

もしも「自分には向かない」と思ってイヤイヤ働いているのであれば、転職を検討してもいいと思います。

嫌だと思いながら仕事をしていても楽しくないですし、上達しません。

看護師の仕事でミスを繰り返していれば、いつかは大きな事故になる可能性もあります

そうなる前に、自分がどんなところで働きたいのかを、もう一度考えてみてください。

たとえば病院以外でも就職先はたくさんあります。興味があればこちらの記事も読んでみてください。

まとめ

今回は、同じミスを繰り返さない方法についてまとめました。

人は必ずミスをするものです。ミスを完全になくすことは不可能ですが、繰り返さないような工夫を積み重ねることで減らしていくことはできます。

インシデントを起こすととても落ち込んでしまい、「看護師を続けられない」と思ってしまうこともあります。

そんな風に自分を責めてしまう人は>>【看護師の悩み】インシデントで落ち込んだ時に立ち直る方法の記事を読んでみてください。

この記事で少しでも皆さんのインシデント減少の役に立てれば嬉しいです。

ほかにも看護師の悩みをまとめた記事>>【まとめ記事】看護師の仕事がつらいと思った時に読んでほしいで、リーダー業務の難しさや怖い先輩との付き合い方、患者からのクレーム対応などをまとめています。参考にしてみてください。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる